ウィークリーコラム

京都の一見さんお断りのお話

Smiler京都取材で出逢った京都CF!の竹中編集長

謎めく京都人についてお話を伺った

京都といえば「一見さんお断り」

「なんでそんなことをせなアカンのや?」という、

深い疑問を持ち続けておりました。

「このお人は、どのぐらいの稼ぎがあって、どこに住んではって、

どんなお味がお好みで、どんなお酒の飲み方をしはるのやろか?」

ということが全て分からないうちは、

もてなしが100%にできないから、つまり満足なサービスができないから、

一度はご紹介でお越しください、と。

そのファイアーウォールは分かるんです。

ここには二つの防壁があって、

一つは本音の部分で、自宅の住所が分からないとダメ、という、与信ですね。

住所まで分かってたら追い込みができる。

もう一つが建前の部分で、お茶屋なりに行ったら、

必ず好きなモンが揃ってるという完璧なサービスをするため。

に、しても、やっぱりどうしてそんなに慎重にならなきゃいけないのか。

最近になってようやく、その理由というか、ヒントを教えてもらいました。

今でも京都市民の12人に一人か、13人に一人の割合で、

糸へん業に従事する方がいらっしゃるそうです。

ご存じかとも思いますが、和装業界というのはもの凄い分業で、

織りから染めから生地から、

生地にしても縦糸専門業者や横糸専門業者まであるんですね。

それが、それぞれの問屋を23経由して小売りに行く。

ですから、延べ勘定、というか、掛け売りの期間が半端なく長いんだそうです。

六ヶ月延べ勘とか、あるらしいですからね。

「そんなんやから、慎重にならざるを得ない」と。

それをお教えいただいて、初めて「なるほど」と思いました。

これではハイレスポンスはないですよね。

ただ、歴史に裏打ちされた素晴らしいプロダクトがあるのも事実です。

そういう意味では、末端の技術職とい意味では素晴らしく、

京都は職人の街だとは思います。

と思ったら、そこにドッカリと胡座をかいているヤツもいる。

こんな風に、京都という街、人とは、

良いところと、悪いところが両極一体なんです。


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